呼吸器のようなもの

スギモトミユ滋賀生まれ11月生まれ。日々感じたことの備忘録。

スタンド・バイ・ミー

今更ながら「スタンド・バイ・ミー」を観た。もちろんアマゾンプライムの恩恵で。

 

舞台がなんと3年前に行ったオレゴン州ポートランドだったし、

少年のリバー・フェニックスが最高にかっこいいし、

ストーリーもすばらしくて、安定の職場の食堂でひとりすすり泣いた。

 

映画の中に、

「12歳の少年のころのような友情は大人になってからは二度ともつことは出来ない」

というフレーズがある。

私の12歳のころはどんなだったかな。そんなふうにふと思いたって、字を綴ってみることにした。

それにきょう、12歳のころにいちばん一緒に過ごした、「スタンド・バイ・ミー」みたいな私の友達にとっても大きな人生の転機があったし。それはとってもすてきな出来事で、私まで幸せにしてもらったようなこと。

 

12歳の1年間。私の中で結構思い出に残っている。

11月に12歳になった。12月はサンタクロースの正体を美容師さんにバラされた。それでもサンタクロースはちゃんと来てくれた。

残りわずかな小学校生活、担任が病んで学校に来れなくなって悲しかった。卒業式は前日の練習から大泣きした。勉強は嫌いだったけど、きっと学校は好きだった。放課後はずーっと続く坂道を立ち漕ぎして、桜ヶ丘へ。友達の部屋でだらだらおしゃべりしたり(その間に友達はみかんを5個ぐらい食べる。それも一口で)、漫画を読みふけったり、謎に流行っていた女子十二楽坊のMDをひたすら聴いたり、中央公園で暗くなるまであそんだ。

中学からは部活が本当に大変やったことしか覚えてない。環境が変わって、友達関係にも悩んだりするようになった。父親とケンカして、プチ家出もした。その結果、自分のガラケーをゲット。中1の1年間は、小学校のころがうそみたいに孤独だった。

自分の中の孤独を初めて自覚したのかな。家族とも友達とも、関わり方がわからずよそよそしい自分だったと思う。

 

12歳の自分が想像もできない自分になっている。髪の毛は伸び放題でほったらかし、ピンクの服も着るようになった。あの家にもう住んでいなかったり、運動は全くしなくなってすっかり文系になってしまったことも。

まあでも12歳の自分が羨むような生活ができている気がするので、とりあえず良しとしよう。(私はとにかく幸せのハードルが低い)

 

 

 

12歳のころより、背負うものは増えたしいろんなものを見たり経験して本格的にオバサン臭くなってきた。公園でかくれんぼをすることも、教室の後ろでプロレスをすることももうない。キラキラ輝いて眩しくて見えなかったものが、見えるようになった。だからこそ、行動することに引き腰になった。何も考えずに飛び込んでいたプールも、今は冷たさをつま先で確認するし濡れた帰りのことまで心配するようになった。

 

あのころの勢いはなんだったのか。たまに昔の自分が別人のように思えてくる。

あのころの自分を羨んだりするけど、あれは紛れもない自分だった。自分だったなら、今でも体の一部にあるわけで。

だったら、やっぱり今の自分のほうがいい。あの頃の自分より、引き出しはたくさんある。

 

この連休は頭のクローゼットを断捨離することにする。

ただ今を感じ、ただ居心地よく楽しむ。いつだって、これに尽きると思うの。

 

改めて友達よ、ほんとにありがとう。あなたに出会って、人生の半分以上を共にすごし、私は幸せです。今日という日がくることを、12歳の私たちに教えてやりたいけれど、これは27歳の私たちのとっておきのおたのしみにしておこうか。

また会いにいくね。