心から笑っておくれ

杉本実優(スギモトミユ)滋賀生まれ11月生まれ大阪在住25歳児。考えたり感じた言葉を綴るのがすき。日々感じたことの備忘録。

結膜炎でよかった

もう1か月も前のこと。

ゴールデンウィークの前日、両眼が真っ赤に充血した。

 

妹がその何日か前に結膜炎になっていて、それを覗き込んで見た日があった。それで、案の定うつってしまったらしい。しかも両眼。メガネ&すっぴんのホリデーが始まってしまった。

祝日で病院も閉まっているので、妹の目薬を借りていたけどほとんど効果なし。結局あたしはパンパンの眼にめがねで、よなよな飲みに出かけたり、講演会に行って白いスクリーンをじーっと見たりしていたりしたのでさらに相乗効果もあったと思う。

 

そんなゴールデンウイーク、妹がお嫁にいった。

おなかに赤ちゃんもいる。それが理由で結婚式は先送りになっていたので、庭でささやかなプレ結婚式をした。

夏みたいにカンカン照りの昼下がり、妹は旦那さんと車で新居へ向かうところを見送った。やっぱり少し感慨深いものがあって、前の日にちょっと泣いたりもした。ちなみに、泣きながら書いた旦那さんへ宛てた手紙は、まだ渡せていない。笑顔で新婚夫婦を見送ったあと、母がほろっと泣きながら家に入る姿を見て、母の背中がほんとうに小さく見えた。その日はあたしも母も力が抜けてしまい、わざわざパジャマに着替えて昼寝をした。

結膜炎で炎天下にいたせいで、眼はさらに悪化し開いていられないので、ずっと寝ていた。

 

そんなふうにして、妹の嫁入りは終わってしまった。

結膜炎のせいで、眼はぼろ負けしたプロボクサーみたいだし、何で涙が出ているのかもうわからなかった。

 

だからね、ねーねーは結膜炎でよかったわ。

 

 

小さいころは、「ねーねー」と呼ばれていたけど、お姉ちゃんになるのが嫌で、そう呼ばれることを拒否したことを覚えている。それからはずっと「みゆ」と呼び捨てされてきた。そのほうがずっと居心地がよかった。幼いころのあたしは、お姉ちゃんになることが、大人になるみたいで嫌だったのかもしれない。

 

母とねーねーが妹の嫁入りで感傷的になっていたのは束の間、気づけば毎週末帰ってきている妹夫婦。「今週も帰ってくんの」とか言ったりしていたら、今月末にはもう出産で里帰りしてくる。

 

 

新たな家庭が築かれていくことは壮大に思っていたけど、きっともっと身近なものなのかもしれない。時間の流れの中で、人が増えたり減ったりしていく。命の営みとは、一瞬で、永遠だ。

 

是枝監督の「家族になる」を観ながら、感慨深くなった仕事休憩なのでした。