呼吸器のようなもの

滋賀生まれ射手座。日々感じたことの備忘録。

:愛を。 5/6

愛を


人たちはほんとうに愛について、表現することが好きですよね。
もちろんあたしも含めてなんですが。

愛ちゃん、みんなに好かれすぎてすごいっす。

好かれているからといって、
美しくて綺麗なだけじゃなくて酷くて醜くかったりして。
ミステリアスでちょっとエッチな感じがして、きっと匂いが忘れられなくて。
ほんで愛ちゃんはありのままな喜怒哀楽に溢れていて、全てを良しとしていて。

でも人間やしいつでも素直な訳なくって、
なんだか誰かを思いやる嘘なんかもついてみたりして。
すべき事から目を背けたり、ていたらくな日を過ごしたり。
言えなかった一言を、後悔したり、
言いすぎたあれこれを、後悔したり。


愛ちゃんって、意外とどんくさいことの方が多いかも。
あたしみたいやん。

響きが壮大すぎてロマン溢れる高嶺の花と
見せかけてといて庶民的な愛ちゃん。
すげえ綺麗な女優さんの、好きな食べ物が「ギョーザ」とかやったときの安心感みたいな。


ジョンレノンとか、マザーテレサとか岡本太郎みたいな影響力のある人やないと「愛」という言葉は、
軽々しく使ったらあかんように思っていました。
でも意外とどんくさい行為の中にまみれている。

どんくさくて、ズボラな日々の中で愛ちゃんを見つけれたら。

自分がしてんのに、
中途半端な化粧を嫌やなあとわざわざ自己嫌悪させてもらえる時間。
自分で選んだ今日を、不安になったり後悔を感じる心。

色んなことを感じさせてもらえる、その心の声こそが
あたしは「愛ちゃん」やと思うのです。


自分が感じてるって思うより、
勝手に愛ちゃんが身体の中で言うてるって思うと、
なんかほっとする化粧中途半端なあたしです。


みんな毎日早起きしたり、せかせか頑張ってるんやから、
身体の中の愛ちゃんぐらい、
のびのび させてやりませんか。